多段階発がん説
遺伝子の異常が複合的に重なって起きる
がんの発生プロセス!
がんは複数の段階をたどって発生するという考え方を、「多段階発がん説」と呼んでいます。正常細胞が、がん細胞に変わっていく各段階で、関与する遺伝子の異常が重なるというものです。

ある種の大腸がんは、次のような段階を経て発生します。

1.がん抑制遺伝子[APC遺伝子]の異常による正常細胞のポリープ化
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2.がん遺伝子[K-ras遺伝子]の異常によるポリープの増大
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3.別のがん抑制遺伝子[P53遺伝子]の異常によるポリープのガン化
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さらに、肝臓などへの転移にはDCC、NF2などの遺伝子が関与

ただし、同じ大腸がんでも必ずしも同じ段階をたどるとは限らないようですし、発がん経路が不明なものもあるようです。