遺伝子とはどんなもの?
遺伝子とはどんなものでしょう?
さあ、生物の授業を思い出して下さい。
細胞の核にあるDNA(デオキシリボ核酸)は、理科や生物の授業で聞いたことがあるでしょうが、「二重らせん構造」をしています。
二本の鎖がらせん状に規則正しく絡まりあったような構造です。DNAは糖とリン酸と塩基でできています。塩基は、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種類です。このA・T・G・Cの組み合わせのバージョンが遺伝子情報となり、人の体を形成したり機能させるために必要なタンパク質などを作る設計図になります。

細胞にも寿命があります。化粧をする女性の方はお肌のターンオーバーという言葉をご存知でしょう。お肌は約28日で新しくなります。新陳代謝という言葉も同じ意味ですが、古い細胞から新しい細胞にバトンタッチすることを意味します。そのために細胞は分裂をして新たに細胞を増やしていかねばなりません。その時に、すでにある細胞をあたかもコピーするようにして作らないと、その部位に適したものでなくなってしまいます。皮膚には皮膚の細胞。胃には胃の細胞。もし胃に肺の細胞ができてしまったら、胃として機能しなくなってしまいます。

そのために、細胞は分裂するときに核の中でDNAを複製し、まったく同じ遺伝子情報を分裂で新たに生まれる細胞に授けるのです。