がん遺伝子治療実例 前立腺がん 骨転移

前立腺がん末期 
胸から腰の骨まで転移だらけ!


50代男性 関西在住

今までこれといった病気もせず、病院とも縁がなかった。学生時代は陸上選手だったこともあり、体力には自信があった。

 

2007年初夏の頃から、なんとなく体調が気になりだした。体重が減り、背中や腰がやけに痛む。ゴルフのラウンド中、クラブを杖代わりにするほど。ご家族が見ても明らかに異常な感じ。「ただ事ではないという胸騒ぎがしていた」と、奥様は当時の日記に記している。

 

取り組んでいる仕事が一区切りつくまでと、思うようにならぬ体をなんとかごまかしてきたが、秋になると食欲がガクンと落ち、さすがにこれはおかしいということで、同年10月25日病院で検査してもらう。肺・胃・大腸と順番に調べると辿り着いたのは前立腺であった。すでにかなり進行しているよう。

 

すぐさま泌尿器科の診察を受けるよう指示される。11月4日診察が終わったらすぐ仕事に行くつもりでスーツに鞄持参で泌尿器科を受診する。診察した医師は、即入院を指示。細胞診、MRIなどで精密に検査した結果、ガンが確定し全貌が判明する。

 

「末期の前立腺ガン。体躯のほとんどの骨に転移している。胸部から肩、腰まで。あと3ヶ月、もしかするともっと早いかもしれません」とご家族には余命も宣告された。

 

11月15日、治療方針に関する主治医の説明は、手術はできないので抗ガン剤と放射線で治療しましょうとのこと。本人にはガンであることは告知されていたものの、詳しい病状と余命までは伝えていなかった。そんな深刻な状況とはつゆ知らず、本人は内服薬で様子を見たいといい、それなら退院して外来通院ということになり、翌16日退院。

 

重い病状を知らされていた奥様は思案した。体が痛いので以前から通院していた整体の先生が紹介してくれた自然療法の専門家に、退院した日の夕方面談するという素早い行動をとった。そこで、遺伝子治療(CDC6shRNA治療)の話を初めて耳にする。その後さらに詳しい説明を受け、遺伝子治療(CDC6shRNA治療)に賭けてみようと決意する。

 

12月に入ってすぐ最初の治療を受ける。この時はもう起きていることも、動くこともしんどいような具合。あちこちの骨転移のせいか、痛みで寝返りも打てない。しかも、足にむくみがでるという末期症状が見られる。最初の治療の後、なんとか動けるようになったのでご夫婦で東京に出向く。奥様が荷物を持ちながら付き添って、やっとの思いで上京するが、治療を重ねるにつれて少しづつ体が楽になっていく実感はあった。同じ12月の3回目の治療からは、驚くことに本人一人で東京に行けるようになった。

 

12月後半になると足のむくみが和らいできた。年が明けると食欲が出てきて体重が増え始める。2月には足のむくみは完全に消える。前立腺ガンのマーカーであるPSAは1/4になり、体の痛みも現在は胸と背中を押さえると痛いくらい。痛みでできなかった車の運転も、20km圏内くらいは自分でできるようになった。

 

今は仕事の復帰に向けて遺伝子治療(CDC6shRNA治療)を続けるとともに、赤字になった体力を回復すべく食事を工夫したり歩いたりしている。
(2008年11月 取材)

 


【取材を通じての編集長の感想】

 

実はガンが発覚した当初、編集長はこの患者さんにお会いしています。当時は駅まで奥様が自家用車で送迎してくださった。それが今回取材のため訪れたら、ご本人が自ら運転して駅まで迎えにきてくださいました。そして帰りも。本当に感激しました。

 

寡黙なご主人は我慢強く律儀に仕事を続けた結果、ガンの発見が遅くなってしまいました。体調の変化に気づいていた奥様は気が気でなかったようです。また、遺伝子治療(CDC6shRNA治療)に決めるまでの約1ヶ月間は、精神的に先行きの見えない不安でつらかったと語られました。

 

でもご主人がここまで回復されたのは、奥様の献身的な支えと精力的な行動です。退院したその日に、ご主人を引きづるように車に乗せて往復一時間以上の距離を運転されていったのですから。

 

ご協力ありがとうございました。




【CDC6shRNA治療提携医療機関】

北青山Dクリニック がん遺伝子治療センター