日米中でがん遺伝子治療 前立腺がん

岡山大 来年から臨床試験 日米中でがん遺伝子治療


岡山大は、がん細胞だけを細胞死させるとともに、がんを攻撃する免疫細胞を活発に働かせる遺伝子治療の臨床試験を2010年以降、日本と米国、中国で始める。

試験は安全性や有効性を調べるもので、対象は悪性中皮腫と、ホルモン治療が効きにくかったり再発リスクが高かったりする前立腺がん。


担当の公文裕巳教授(泌尿器病態学)によると、岡山大が発見したがん抑制遺伝子「REIC」を組み込んだウイルスを注射する。


正常細胞には無害で、がん細胞にだけアポトーシス(細胞の自殺)を起こさせるほか、がんを攻撃する免疫細胞の働きを活発化したり、病巣に免疫細胞を誘導したりできるとしている。臨床試験を始めるには3カ国とも今後、国の許可を得る必要がある。REICは、人の組織や動物実験で、がん細胞を死滅させる働きを確認したという。
[09/12/01 FUJISANKEI BUSINESS i]